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2025年10月19日（日）に行われた宅地建物取引士試験。

秋田住宅流通センターでは今年、3名の合格者が出ました！！

合格者へのインタビュー内容をお届けします。

3人目は、不動産売買部　井上　智尋（いのうえ　ちひろ）。

Q　合格おめでとうございます！よく頑張りましたね！！試験はどうでしたか？

A　めちゃくちゃ難しくて…。新卒で入社して4回目の受験でしたが、今回が初めて本気でしっかり勉強しました。合格圏内にいながら勉強したのが初めてだったので、正直なところ「余裕かな」と思っていました。終わってみれば、「令和になって一番難しい試験」と言われていたので、試験中はどんどん自信がなくなって…。最後はぎりぎりなのでは…と思うくらいに焦りました。

Q　今年、本気で勉強したのに理由はある？

A　これまでも本気は本気でしたが、今年は日建学院に通って勉強をしました。これまでは、勉強をしていても点数が伸びるまで頑張れなかった。今年はこれまでの積み重ねもあり、最初から点数が高い状態で始めることができました。先生からも「この調子なら大丈夫」と言われていたので、気分も乗っていい調子になったのだと思います。それでも、試験前にガタッときてしまって…。同じ部署の先輩が早めに帰らせてくれたおかげもあり、なんとか合格することができました。

Q　日建学院は初めて？

A　2年目と今年の2回です。昨年は独学でした。日建学院は映像授業なのですが、2年目は集中できなかった。私の勉強の仕方が悪くて「1周やれば大丈夫か」とモチベーションも続かなかったので、いざ試験を受けるとボロボロ。今年はそうならないよう、担当の先生ともお互いにやる気を出し合って頑張りました。

Q　1年目・3年目に1人でした勉強と、日建学院に通ったのとでは勉強方法が違う？

A　集団で勉強するのと、個人で勉強するのでは全然違って、私は集団での勉強の方が合っていたように思います。ライバルの存在が大きくて「絶対1番になりたい」「負けたくない」という思いが強くて。日建学院には同業他社からも通っている人がいるので、「あの人どっかで見たことある、絶対負けられない」って（笑）。負けず嫌いの部分が出たことも、今年はいいエンジンになりました。日建学院では、どこで点数を取るべきなのか、どこが点数を取れていないのか、毎回成績表を見ながらアドバイスをくれます。テストや模試の「合格圏」の文字を見て安心していました。模試では全国1位になったこともあります。目に見えて成績が出るのが自分にはすごく合っていてモチベーションに繋がりました。もっと早くから頑張ればよかった！（笑）

Q　どのくらい勉強しましたか？

A　追い込みの時期は、18時に仕事が終わった後、18時半から学校が始まる。21時まで模試などを受けて21時半には帰宅。そこから翌1時までは、間違えた問題などを振り返りで勉強。私にとっての回復は睡眠。この時期は本当にしんどかった。ゆっくり寝ることができずに、疲れた状態で仕事に行って、朦朧していた時期が1か月ほど。日建学院での追い込みは2週間でしたが、自分でもう1週間がんばろう！って。毎日仕事が終わってから自習スペースで勉強しました。勉強を始めたころは15分しか集中が続かなくて、この先大丈夫なのかと思っていましたが、それが30分になり1時間になり。2時間の集中ができた時には自分で感動しました。友人がとても応援してくれていたので「カッコ悪いとこ見せられない」という思いと、周りの人に「私、今年受かるよ」って言っていたので「散々だったら最悪じゃん…」という思いで、受かるためにどのくらい勉強するか初めてスケジュールを組んだのが今年でした。日建学院は問題数の順位が出るのですが、私は各問題集を3周して3位。延べ2万問解きました。

Q　試験当日はいかがでしたか？

A　前の席の人の貧乏ゆすりがひどくて…。最初は集中していたからよかったのですが、試験終了間際に追い込みたかったのに机が揺れていて…。試験終了後に「気にしなければよかった…」と後悔しました。焦ってしまって答えを変えてしまった問題が結局は間違っていて…。周りを気にしないことにも気を付けなければいけなかった。当日はとても緊張していて1時間半前には会場に到着しました。テキストを読むと気が動転すると思って、音楽を聴きながら周辺を散歩しました。終了後に試験官から「周辺でクマが出ているので帰りは気を付けて」とアナウンスがありましたが、貧乏ゆすりが気になってしまった後悔でそれどころではありませんでした（笑）。試験後は日建学院に自己採点をしに行くのですが、最初の解答速報では「これ、受かったな」と思ったのに、どんどん解答が訂正されて最終の点数が、周りの合格予想点数より1点低かった。「こんなに頑張って落ちるんだ」と思ったらショックで悔しくて日建学院で大泣きしました。家に帰ってからも、「明日、応援してくれた先輩たちになんて言おう…」って。

Q　合格発表はいかがでしたか？

A　発表当日の0時にXで合格点数が発表されるので、見てから寝ようと思いましたが、点数が良くても悪くても寝られなくなると思って早めに寝て、起きてから確認しました。その内容は、友人や一緒に試験を受けた会社の人が心配して確認してくれていました。「おめでとう」と連絡をくれましたが、全然安心できなかった。発表の時間は部署のミーティングの時間でしたが発表のサイトを確認させてくれました。番号はあったけど、信じられなかった。本当に頑張ったので当然だと思う一方で、自分がこんな難しい試験に受かるなんて…とも思って…。何度も番号を見直しました。見た瞬間は嬉しかったけど、呆然としちゃいました。合格を告げると上司が握手をしてくれて、たまたまその場にいた社長や周りの人が自分のことのように喜んでくれたのが嬉しかった！家族に合格証を見せたらとても喜んでくれました。

Q　これまで何度か試験に挑戦してみて、うまくいかなかった勉強方法はありますか？

A　個人的な意見ですが、テキストの書き写しは本当に意味がなかったと感じています。3年間やってしまったけど、書くことに集中してしまう。文字がびっしりになるので勉強した気になりますが、あまり身にならなかった。実際の問題に触れて解いていく方が理解は早かった。絶対に無理だと思った科目も、問題を解いていくうちにわかるようになって楽しかった。テキスト読んで、問題やって、の方が私には合っていました。

Q　これから宅建試験に挑戦する皆さんにメッセージを！

A　国家資格は取得すれば死ぬまで残ります。「こんな資格、受かるのかな」って思ってナイーブになっていた時期が多かったですが、やれば受かる！ぜひたくさんの問題を解いて頑張ってみてほしいです。